こんにちは！メカニックのIです！

ここ2～3日また夏に戻ったみたいに熱いですね！

暑さのせいで夜は布団をはねて寝てしまい、寝冷えで体調不良続行中です(T_T;)

さて本日は先日ご紹介させて頂きました、MR-S(ZZW30)の作業の続きをご紹介致します。

LSD(リミテッド・スリップ・ディファレンシャル)の組み付け作業と同時にクラッチ廻りのオーバーホールをご依頼頂きました！

FRであればディファレンシャルキャリアが車輌の後ろ側に単体であるので、それさえ降ろせば交換は簡単なのですが、MR-SはFF車のエンジン＋ミッションがそのまま後部に搭載されている感じなので、FFのLSD組付けと同じ作業になります。

・・・つまりミッションを完全分解しないとディファレンシャルまでたどりつけないんですね～

まずはミッションを降ろしていきます。

クラッチのアップです。錆びてますねー・・・レリーズベアリングも軋み音が出ていましたのでいいタイミングだったでしょうか！？

新しいフライホイールは純正よりも軽量な物を選ばれました！写真はないですが、実はクラッチもメタルの強化タイプに変更です！これでレスポンスがよくなってさらに運転が楽しくなりますね(＾＾)

ミッションのケースカバーを開けて5速ギアを抜いていきます。めちゃくちゃ固いです！

今回は運よく無傷で外せましたが、結構な確率で外す際に割れてしまうようです（>_<）

5速ギアが外れたらさらにメインのカバーを開けていきます。

ここまで開けるとようやくディファレンシャルケース+ファイナルギアが見えてきます。(左の一番大きなギアがそうです)

各ギア、シフトフォーク類をすべて取り外して、ミッションオイル交換等では出きらない鉄粉等もこの際に綺麗に清掃しておきます。

今回は街乗りメインなこととメンテナンスフリーなところを考えて、機械式ではなく純正オプションのヘリカルLSDを選択されました。左が純正オープンデフ。右がオプションヘリカルLSDです。

あとは歯当たりを見て、バックラッシュ調整を行い、もとどおり組み付けて完了です。試乗ではバッチリLSDの効きを体感できましたよ！

新車時に+３～４万程度で装着可能なのに選んだ方は以外と少なかったようで、意市場に出回っているMR-Sはオープンデフばかりです。この作業、後からやるのは大変です。費用も倍どころではすみませんので、これから新車を買う方でオプションで選べる場合はは迷わず選びましょう(笑)

これでまた走りが一段と楽しくなりますね～！

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